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2024年度 教科書・研究書カタログ

Books一般書・研究書

書籍紹介

マージナリア

論集

マージナリア
隠れた文学,隠された文学
著者 村田 薫・森田典正 編著
現在の批評、研究の激しい動きの中で隠れてしまった文学、隠されてしまった文学を再検討の場に持ち出し新たな光を与える、との趣旨で編まれた15編の論集。
判型・頁数 A5判・390頁
定価 本体2,500円+税
ISBN 4-7553-0209-9
出版年月 1999年3月

目次


Ⅰ 散乱する焦点:『美しき敗者たち』レナード・コーエンの華麗なる孤独(藤本陽子)/伝説への挑戦―ゴールディング「蠍の神様」(坂本仁)なぜ鸚鵡を探すのか―「フロベールの鸚鵡」(三国宣子)/蓮の花と銃口―ウィリアム・プルーマーと日本(森田典正)/


Ⅱ 死角への眼差し:論じつくされた作家ポウの「使い切られた男」(村田薫)/隠れたユダヤ小説―トリリングの短編二編(堀邦維)/ノンセンシカル・キャッツは踊る(小原俊文)/


Ⅲ 栄光なき異才たち:死と乙女―世紀末を駆け抜けた詩人アーネスト・ダウスン(及川和夫)/遥かな場所の彷徨者―W.L.ボウルズのソネットについて(笹川浩)/断片化する時間―フェルプスのドメスティック・リアリズム(金澤淳子)/「私」を売る女―パーディタとメアリ・ロビンソン(川津雅恵)


Ⅳ 断絶と復興:象徴としての数―マーヴェルの「アプルトン邸、フェアファクス卿に(大木富)/チャップブック-シンデレラ物語の系譜(木村利夫)/予型論からみた聖書神話の累計(西山清)/伝統の断絶と復興―ヨハネス・セクンドゥスの祝婚歌をめぐって(宮城徳也)

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